何から書けばいいんだろう?何から書きたかったんだっけ?
いざサイトを立ち上げてみると何を書いたらいいのかわからなくなっちゃった。ごはんのことや衣類の整え方や畑のことなんか、ほんとわんさか書きたいことがあるのに、どうやって書いたらいいのかさっぱりになってしまったのね。
思いついたのは、はじめはわたしはどんな人なのかという紹介からスタートすればいいのでは。ということ。それではどんな人なのか書き出してみます。
わたしは専業主婦のおかあさんです。
おうちの家事がわたしの仕事です。数年前までは会社で働いていました。だからこそ、今の状況のありがたさがとてもよく理解できています。
家族のために、家を整えたり、食事を作ったり、着る物を揃えたりすること。季節に合わせてそれらを工夫しながら進めるのはこの上なく素敵なだなあ、と感謝しながら生きています。
この状況に辿り着けたのは、実は「病気」のおかげだったりします。大きな病気で、スキルス胃がんというものでした。告知された時は絶望に近いものがありましたが、自分の中にある「やりたい」という希望のタネのおかげで生き延びることができました。
わたしの希望のタネは「おかあさんをやること」でした。
子どもが一年生になったら、お家にいて「おかえり」を言ってあげたい。
これがわたしの一番やりたいことでした。お家にいて、家族のために家事をしたかったのです。それは自分のためでもありました。わたしがやりたいことは、会社にはなく、お家でやることばかりだったのです。
畑を作って、自分で作ったものを食べる生活をしてみたい。自分で作った衣類を着て過ごしてみたい。なるべく車に頼らない生活をしてみたい。地球環境にやさしい生活をしてみたい。
こんな希望のタネがはっきりと見えていました。会社勤めをしながら、この生活をしようと頑張って努力しましたが、働きながら叶えることはとても難しく、心と体が両方悲鳴をあげました。わたしが壊れていくのは理解していたのですが、それをわたしが受け入れて生活を変えていくことはできませんでした。わたしは家族や会社に自分がやりたい生活を「言う」ことができなかったのです。
なぜ言えなかったのかといえば、わたしの間違った認識が原因でした。そもそも「言う」と言うことが自分の叶えたい生活につながるとは思っていなかったのです。わたしは、自分に何か立派なことができるようになったら自然にその生活になっていくのではないかと考えていました。だから、仕事も頑張ったし、家事も頑張ったし、子育ても。そして、それを頑張る中で自分の希望も勝手に叶っていくと考えていたのです。自分がスーパーマンになって周囲に認めてもらえれば、周囲が自分の希望を形にしてくれると思い込んでいたのです!
当たり前ですけど、頑張りすぎると心と身体は疲弊して壊れてしまいます。わたしは重い病気になって、ようやくようやく周囲に「仕事を辞める」と言うことができました。そして、治療後は、憧れていたこと、つまり、、、
お家にいて、子どもに「おかえり」を言う。
畑を作って、自分で作ったものを食べる生活をする。
自分で作った衣類を着て過ごす。
なるべく車に頼らない生活をする。
地球環境にやさしい生活をしてみたい。
全部が完璧にできているわけではありませんが、確実に希望のタネが発芽して、花が咲き、実がなり始めたのです。わたしの中に眠っていた、わたしのやりたい「おかあさん」が出てきたのです。
今日はこれから近所のスーパーへ自転車に乗ってご飯の買い物に行く予定です。冷蔵庫の中にキャベツの外葉があるので、千切りで炒めようと思っていて、それに合うタンパク質となる食材を買いたいなと思っています。
それではこの辺で。